Tips – パーミッションの話

UNIX系のコマンドが使えるマシン、たとえばMacやUbuntuなどでターミナルで起動して、
$ ls -la
などと入力してリターンキーを押してみてください。
パーミッションが表示されます。
一番左側に、
-rwxr-xr-x
とか、
-rw-r--r--
とか表示されていると思います。
これがパーミッションになります。
UNIX上におけるファイルやディレクトリのアクセス件を示しています。
Perlのファイルに実行権限をあたえるときに、
$ chmod 755 huge.cgi
などと打ったことがある人も多いはず。
これは、オーナーは、読み・書き・実行、の全ての権限ありで、グループその他は、読み・実行のみ権限ありという指定です。
ちなみに一番左側はファイル種別です。dとあるのはディレクトリ、lはシンボリックリンクなどです。
パーミッションの部分は「d」とか「-」以降になると理解してください。
パーミッションの読み方は、 rwx r-x r-x などと3分割して読みます。
計算式としては下記のようになります。
記号 | 数値 | 対応する権限 |
r | 4 | 読み取り可能 |
w | 2 | 書き込み可能 |
x | 1 | 実行可能 |
– | 0 | 権限なし |
例)
rwxr-xr-x の場合、
所有者 | 所有グループ | その他のユーザー |
rwx | r-x | r-x |
↓ | ↓ | ↓ |
4+2+ 1=7 | 4+0+1=5 | 4+0+1=5 |
として755と読みます。
rw-r- -r- – の場合、
所有者 | 所有グループ | その他のユーザー |
rw- | r– | r– |
↓ | ↓ | ↓ |
4+2+0= 6 | 4+0+0=4 | 4+0+0=4 |
として644と読みます。
以上。
読めるようになると面白いよね、
TTでした。