Garmin epix Pro

さて、しばらく使ってきて epix Pro についての記事もたまってきたので、レビューとしてまとめておきます。

ガーミンウォッチは初代 Instinct を長らく使ってきて、ランニングや登山でアクティビティ機能やコースナビ機能を便利に使ってきました。今回、ウォッチ単体で使用できる地図機能が欲しくて、 epix Pro(Gen2)を購入しました。サイズはちょっと日本人には大きいかもとも言われる、最大の 51mm モデル(1.4インチディスプレイ/26mmバンド)を選択しました。

epix proは、42mm、47mm、51mmの3サイズが販売されています。それぞれディプレイサイズは1.2インチ、1.3インチ、1.4インチで、バンド幅は20mm、22mm、26mmとなっています。私が求めていたのは地図の見やすさでしたので、 51mm モデルを選択した感じです、大きいサイズのため電池の持ちも若干良いようです。

さて、epix Pro のようにウォッチに地図データが入ってるということが、いかにすごいことかというと、ウォッチ単体で現在地の確認ができるだけでなく、いざという時にもナビゲーションも使用できるということです。Wifiが無い山中であろうと、スマートフォンを持っていないときでも、地図が見れてナビが使えます。

そんなことは滅多にはないとは思いますが、例えば大震災などでスマホなどの通信インフラが局地的に使えなくなっても、 GPS で仕事先からお家までナビゲーションで帰還できたりします。まぁ、普通の人はそんな理由で買ったりはしないと思いますが、私にとっては立派な理由のひとつだったりします。

実際に使ってみると、地図データに道幅を含んでいるからでしょうか、ナビゲーション時は非常にナチュラルな道を選択してくれます。具体的にいうとGoogleMapはこれでもかと最短ルートを出してきますが、epix Proは広めの分かりやすい道を案内してくれます。もちろんリルートもバッチリです。

画面も明るくて高解像度なため、地図が見やすく期待を裏切らない見栄えです。

今まで登山などスマホの電波が届かないところでは、スマートフォンに地図画像を入れて位置情報と照合できるアプリを使用したりもしていましたが、これからは epix Pro が強い味方となりそうです。

さて、Fenix系と比較してどちらにしようかと悩む人が多そうですが、私はマップを見たいという目的があったので、画面が明るく精細なepix Proに即決定でした。そのあたりは目的に合わせて、となるかと思います。たとえば使い方が、山の中で無充電で2週間以上GPSとして使用したいとか、ともかく少しでも充電回数を減らしたいような場合は、Fenixが方が幸せになれると思います。私の場合はそもそもFenixは画面の暗さと表示の荒さで選択肢に入らなかったので、画面が明るくてFenixとほぼ同等の機能を持つ epix Pro (Gen2) が発売されたことで、やっとマップ入りガーミンにした感じです。目的に合わせて選べる選択肢をラインナップしてくれた Garmin に感謝です m(_ _)mペコリ

特徴でいえば、画面の綺麗さの epix、電池の持ちの Fenix 、そんな感じかと思います。ただ誤解のないように書いておくと、epix Pro でも他社製スマートウォッチに比べると、段違いに電池の持ちは良いのです。例えば私の使っている51mmサイズは、1日おきに2時間程度走ってランニングアクティビティを使用していますが、2週間以上は余裕で電池が持ちます。そういう使い方で良いなら epix Pro でぜんぜん幸せになれると思います。

誤解を恐れずに、簡単に、完結に、短く、はしょって言うならば、

Epix Pro は、画面の綺麗な Fenix !!

です。当然その分バッテリーの持ちは短くなっているという感じです、まぁ簡単に言えばです(笑)

ですからガチで登山で使うとかではなく、比較的屋内での使用も多い方なら、 epix Pro で幸せになれるかなと思います。

Fenix は電池の持ちに特化していると考えると良いでしょう、Epix にはないソーラー充電があります。画面の視認性よりも電池の持ちを優先したい方は Fenix にすると良いと思います。

購入時の写真です、箱は結構豪華でした。

バンドはレザーとシリコンバンドがついてます。(シリコンバンドのみの商品もあります)
あとはケーブルと簡単な説明書が付属しています。

出荷時はシールが貼られているのでペリと剥がして使います。(最初シールだと思わずに、なんだ?!画面が暗いぞ!とか思ったのは内緒です)充電ケーブルを指すとEPIXのロゴが表示されました。

バンドはクイックリリースで工具なしで替えることができます。スプリングは強く、使っているときに何かにひっかかってバンドが外れるということはありません。外し方にはコツがありまして、バンドが時計に対して90度の状態でトリガーを下げるとポロっと外れます。時計とバンドが水平な状態で、トリガーを引いてバンドを上へ上げるような感じで取ろうとしても、時計のボディにバンドがひっかかって上には動きません、ですから水平状態でバンドを取ろうとしてもなかなか外れない設計です、このへんも安全設計ですね。

仕事で使うとき用に、チタンバンドを別途買い増しました。
→チタンベルト 適合ガーミン Quickfit epix Pro 51mm用(クリックでアマゾンの商品ページが開きます)
チタンバンドのためepix Proの軽さをスポイルすることなく、フォーマルな姿にチェンジできます。

先日、仕事の打ち合わせに向かうとき、地下鉄の駅を出てから、地点登録をしておいたオフィスビルまで、 epix Proのナビで向かいました。ビル街だと、スマホのナビは方向が定まらなかったりして、結構迷ったりするんですが、GNSSマルチバンドの高い測位制度を持つ epix Pro は、全く迷わずビタっと目的地へ案内してくれました。曲がるポイントの手前で、私の腕でピピッて教えてくれるスマートウォッチに、同行していた方も仕事そっちのけで、興味津々にアレコレ聞いてきました。いや、これホントすごいね。

あと、サイズがでかいからか、購入早々にドアにゴチンとぶつけたためカバーを買いました。サファイアクリスタルのレンズと、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングチタンのベゼルはさすが丈夫で、少々ぶつけたくらいでは無傷でしたが慣れるまでの念の為、特に激しいスポーツや登山の時はつけるようにしています。
→SHEAWA Garminガーミン Fenix 7X Pro用ケース カバー 保護ケース epix Pro 51mm TPUゴム 保護カバー 耐衝撃 アクセサリー (ブラック)(クリックでアマゾンの商品ページが開きます)
着けるとデカいGショックみたいになります。これはこれでアリ。こちらも工具なしでワンタッチでつけ外しができます。

ガラスフィルムはコチラを貼っています。
→Maxku epix Pro 51mm保護フィルム 日本旭硝子素材採用(クリックでアマゾンの商品ページが開きます)
(追記:→上のリンクが在庫切れの場合はコチラを

このガラスは表側エッジの部分に丸みもあって、貼っても安っぽくならずに良い感じです。

下記のAmazonのepix Proの商品ページでのレビューも参考にさせていただきました。

ガーミン(GARMIN) epix Pro マルチスポーツGPSウォッチ Android/iOS対応【日本正規品】51mm

ガーミン(GARMIN) epix Pro マルチスポーツGPSウォッチ Android/iOS対応【日本正規品】47mm

ガーミン(GARMIN) epix Pro マルチスポーツGPSウォッチ Android/iOS対応【日本正規品】42mm

私の今回の購入先は、いつものAmazonではなく、5月の連休前までにすぐ欲しかったというのもあって、少し高かったですが下記のGARMINの公式で購入しました(高くついちゃった〜)
→ガーミン(GARMIN)公式 フラッグシップGPSウォッチ(クリックでガーミンの商品ページが開きます)

epix 見ていたけどやっぱ fenix も気になるぞーっていう方は下記も参考にしてみてください。

GARMIN(ガーミン) フラッグシップモデル fenix 7X Sapphire Dual Power Ti/Chestnut Leather Band ソーラー充電パワー

前述でも書きましたが、ソーラー充電機能があるのは fenix です、画面の視認性は劣るものの電池の持ちは少なからず epix に勝ります、フィールドでの限界に挑戦する GARMIN のフラッグシップです。

もう、ほんと epix か fenix かは、それを使う人の目的でキッパリと選択ができるようになっています。 GARMIN のこの割り切りともいえる設計思想には、エンジニアとしてとても頭が下がります。

下記は今、私が使用中のスマートウォッチの比較です。

サイズ感はこんな感じですね。
左から、初代 Instinctepix Pro(Gen2)51mmXiaomi S1、です。
epix Pro(51mm) の画面そのもののサイズは、S1と同じくらいですね。

さて、さくっとどんなウォッチかまとめると。
レンズ部はサファイアクリスタル。
ベゼル素材はダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングチタン、ケースは繊維強化ポリマー(ステンレススチールリアカバー)で、大きさの割に大変軽いです。
そしてディスプレイはAMOLED、大変明るく晴天下でも見やすいです。
精細な地図表示機能を持ち、GNSSマルチバンド機能による高い測位精度を誇ります。

先日の弩炎天下でも画面が見えないなんてことはありませんでした。(下記の写真はジリジリする直射日光の下で撮っています、普通こんな中で撮ると画面は真っ黒になるもんですがしっかり文字盤見えてます。)

解像度は 454 x 454 ピクセルで細かい地図もなめらかに表示します。

今までのガーミンのスマートウォッチというと解像度が荒く画面が見ずらい印象だったのですが、これならスマホと遜色ない感じです。画面を見ていないときは消灯して、時計の傾きを変えると点灯するようにしておいたときのレスポンスなんかも早いです。GPSも高精度ですから、おかげで自動ポーズ機能を使ったときのアクティビティ中のゴーストップの反応もInstinctよりも良い印象です。フラッグシップの名に恥じない高性能を堪能できます。はい!まずは良いところばかり書きました(笑)

さて!悪いところは!それは相変わらずな出荷初期状態での使い勝手の悪さ。まぁ、ほんっとにアプリなんかも使いづらい、操作が直感的じゃない。え?!そんなとこにメニューが!!ということが相変わらずガーミンは多いです。ただ最近のガーミンウォッチやGarmin Connectアプリは、ひと昔前に比べたら使いすくなっていたり細かい改善はされているんですよ。。。。相変わらず初見殺しなのは変わっていませんが(笑)それでも高い性能は唯一無二ですから、慣れればどうということはない!と気合いを入れて使い倒しましょう。

バッテリーの持ちは、スマートウォッチ機能だけなら1ヶ月、地図表示したままガチでGPS使いつづけても1日以上はぜんぜん持ちそうです。バッテリー100%状態から1時間ほど走ってきたくらいでは、バッテリー残り97%とかですよ。アクティビティをランにしてたまにマップ表示したりしてたはずなのに3%しか減らない、これは驚異的です。

バッテリーに関しても地図の見やすさにしても、大きい51mmの方が勝ります。腕が細いとかでないなら迷わず51mmで良いかと思います。私はそんなに手首が太い方ではないので47mmと迷いましたがエイヤ!っと51mmをポチって正解でした。大きさに比して軽いので、サイズが気になりません。まぁ、それでたまにドアとかにぶつけるのでしょうけど。(カバーを速攻でポチりました)

コースナビ機能やマップの使用方法などについては、下記へ別記事を書いています。
興味がある方はご覧ください。

↑最後の記事はInstinctでの記事ですが、epix Proでも同様です。ホントこの機能は便利ですのでリンクを貼っておきます。なお、スマートフォンのみでコースを作成する方法については下記の記事へ書きましたので参考にしてください。↓

その他、 このブログで書いた epix Pro 関連記事へのリンクを下記へ貼っておきます、参考になれば幸いです。

さあ、行楽に気持ちの良いシーズン到来です。
じゃんじゃんGPSウォッチ使うぞー!それではまた!TTでした。

備考:

関連記事に #Garmin タグをつけました。
このブログ内のガーミンについての記事一覧が見れます。
(下記リンクからどうぞ)
https://blog.winproject.jp/tag/garmin

追記:

このブログで複数回に渡り取り上げてる epix pro 、大変な人気で6月頃から度々Amazonでも在庫切れになったりしています、現状はしばらく待てば在庫は復活している模様です。(下記リンクがAmazonの各サイズの商品ページです)
→epix Pro マルチスポーツGPSウォッチ Android/iOS対応【日本正規品】51mm
→epix Pro マルチスポーツGPSウォッチ Android/iOS対応【日本正規品】47mm
→epix Pro マルチスポーツGPSウォッチ Android/iOS対応【日本正規品】42mm
→Amazonの epix Pro 関連の検索結果
2024/9/3:品薄状況は続いていますが、私イチ推しの51mmモデルは在庫復活してました。
2024/8/7:全商品在庫切れからは復活したものの、品薄状況が続いている模様。51mmモデルは一時的在庫切れとなっていました。
2024/7/29:品薄状況が続いています、42mmモデル以外は、Amazonで2週間から1ヶ月待ち、公式では在庫切れとなっていました。
なお、ガーミンの公式のフラッグシップモデルのページは下記リンクになります。
→ガーミン(GARMIN)公式

先日 fenix8 が発表されました、今後の fenix は画面の綺麗さ優先の AMOLED版と、従来同様の電池の持ち優先の画面が半透過メモリインピクセル(MIP)の Dual Power 版と、廉価版の E版の複数種類ラインナップとなるようです。今までは電池持ち優先の MIP が欲しい人が fenix 、画面綺麗な AMOLED が欲しい人は epix を選択すればよかったのに、なんかまたごちゃごちゃにしてきたなガーミン。と、いうことで、値段が fenix になった AMOLED版fenix8(epix同等品)よりコスパいい現行 epixPro がイイ!っていう方は今が狙い目です。

2025/4/11:なんかバーゲンセールでもはじまってるのか?!10万きってます
→30%オフ、ガーミン(GARMIN) epix Pro ¥99,818 税込(4/11調べ)