20091116-20090620a

奇麗に熟した梅の実。

果物って感じの甘い香りがします。
梅干しでもつけようかと思って、一昨日の朝に採って紙袋に入れておいた。

完全に熟して大きくなった実は落ちると簡単に割れ目ができるので、カキを採るのに使っている長い棒の先にハサミがついたような道具を使っているんだが、結構落っことす。
塩漬けにしてしまうのだから別に問題なさそうだが、すぐ漬けられるか分からないので傷のないものを…とか思っていたら結構メンドかった。
ボトボト落としながら2キロほど採ったかな。網ネットでもはっておけば良いんだろうなぁ。

ちなみに、左のは熟してきた梅を保存食にと砂糖の煮付け(ジャム?)をつくってみたんだが、これが結構イケる。ほどよい酸味があってカレーにいれてもよさそうだ。後ろの2瓶は土鍋でやったら少しコゲたのかカラメルみたいに色がついてしまった。

以下、砂糖煮のつくり方。

このブログの定番の言葉ですが、自己責任でどうぞ。

【色が濃くなっちまった方(土鍋ばーじょん)】
材料:梅…1490g、三温糖…900g
1)洗ってヘタをとって、お湯で皮がはちきれるような感じになるまでゆでて、お湯を捨て。
2)実にナイフで切れ目を入れて、中身を手で絞り出し、種からも実を手でこそぎ落として、比較的きれいな皮だけを残して細かくざく切りにして実と合わせ、土鍋に入れる。
3)そのつど実と馴染ませながら、砂糖を3回にわけ入れて煮込む。後はとろりとするまで煮詰める。
4)冷ました後、煮沸消毒した瓶につめる。
※冷えるとゼリーのように固まる。
※量が多いと1時間半ほど煮ながら、ゆっくりかきまぜてることになります。

【色の薄いやつのつくり方】
材料:梅の実…640g、三温糖…430g
1)洗ってヘタをとって、ぬるい(手で触れるくらいの)お湯で梅を2回ゆがく。(お湯はそのつど捨てる)
2)梅の実から種を取り出して、ざく切りにする。
3)梅の実と砂糖の1/3量を鍋に入れて、とろ火で煮る。全体が馴染んだらさらに1/3量の砂糖をを入れて煮込む。これをもう1度繰り返して煮込んだ後、とろりとするまで煮詰める。
4)煮詰まったら漉し器(目の細かいふるい)で漉して、冷ました後、煮沸消毒した瓶につめる。
※冷えるとゼリーのように固まる。
※注)漉す時は漉し器もボウルも煮沸消毒しておくこと。
※こっちは40分ほど煮たかな。鍋を普通のにしたら焦げにくかったように思う。事前にネットで調べたら酸に弱い鍋は避けた方がいいらしい。まぁ、そんなに気にするほどではない気はしたが。

以上。なかなかうまかったので、しばらくは体が疲れたらこれを舐めることにする。

そのうち梅干しのつくり方も、うまくできたら書いておく。暇ならね。

そういえば、捨てたと思っていた梅サワー。リンゴ酢で漬けたものが棚の奥からでてきた。最近はこいつを水で割って氷をいれて飲むと疲れがスーッと抜けて良い感じだ。ツーリングに水筒にいれて持っていっても、ちょっとした休憩にいい。去年飲んだときはエグくて飲めなかったんだが、すっかり熟成したようす。熟成前があまりにマズくて捨てたと思っていたんだが、ほったらかしてあって良かった。待ってから飲めばよかったようです。
いちおう、そんな【梅サワーのつくり方】
梅の実…1Kg、酢…1000cc、氷砂糖…600g
1)洗ってヘタをとる。(青梅の場合はアク抜きするといいらしい)
2)煮沸消毒した瓶に梅を入れる。
3)氷砂糖を入れる。
4)リンゴ酢とうにゅう。
おしまい。
※俺がスーパーでもらってきたテキストには、二ヶ月くらいから飲めると書いてあったのだが、アク抜きが不完全だったのか俺のつくったのは、梅を取り出してから1年くらいしてやっと飲めるようになっていた。なぜかはわからん。

ついでに、
【梅酒のつくり方】
材料:梅の実…1Kg、酒(ホワイトリカー)…1パック(1.8リットル)、氷砂糖…500g
1)洗ってヘタをとる。
2)アルコール(ホワイトリカー)で消毒した瓶に氷砂糖と梅を交互に入れる。
3)ホワイトリカーをしずかに流し込む。
4)フタしておしまい。たまにガス抜きする。
※一ヶ月くらいで酒に色がつきだす。三ヶ月くらいから飲める。3年が限度みたいで、それより古くなってもうまくなったりはしていないようす。

事務所の床に梅酒の瓶が…
俺は漬けるときは様子が見れるように一番長い時間いるとこでやりますので、このようなことになります。

右側の氷砂糖だらけのは梅シロップ(もうメンドウなのでレシピは割愛)、写真は漬けたときのだが今はもうできあがって飲めるようになった。水で割ると桃の天然水みたいな味。

梅シロップから取り出した梅の実のガラは、種をとりだして皮と実の部分だけにして、砂糖でからめて煮てやる。冷ましたらグラニュー糖をまぶすと、プルーンとかアンゼリカみたいになる。口寂しいときに便利。

以上、今年の梅の自由研究発表でした。