遠近両用コンタクトってスゴい

ジブンはそりゃあもう長いことメガネ男子やってるわけですが、このコロナ禍でマスクをするときにメガネが曇るのを防ぐために曇り止めを塗るのがめんどくさくて最近ではまたコンタクトにしていたりします。
コンタクトの度数ってメガネよりは若干弱くてちょうどな感じですが、私は比較的ハッキリと見える状態が好みなので若干過強制気味(一部の眼科医に言わせるとそうなるのかな)くらいが好みです。この見え方の好みってやつは面白いもので ”過強制=疲れる” ってわけでもなく、しっかり見たい人にとっては見えない状態の方が疲れることもあります。まぁその辺のことが分かる眼科医に出会えると幸運ですがメガネかけていない眼科医さんも多いんで必ずしも共感しあえるお医者さんと出会えるとも限らないんですが、親身になって考えてくれる方に出会えるととってもラッキーです。
さてさて、そんなかなり見え方にもこだわる性質のジブンです。
当然メガネだってTPOにあわせて度数の異なるものを3〜4本使い分けております。リラックス時間用の度の弱いものから乱視矯正が少し入っているものや最近では遠近とまではいかないもののストレスフリー系のレンズ中心からやや離れた部分に若干弱め度数が入っているものなんかも装備しています。
あと、ジブンは車の運転ではそうとう遠くがくっきり見えていないと不安を感じる人間なので、なまじっか弱い度数で運転などしようものなら1000000倍疲れます!!なので運転で使う度数は高めだったりします。
さて、そんなワタシですからマスクのためのコンタクトといえども一瞬でレンズ沼にハマりました(笑)ものすごく長くなるのでその話はまたの機会にいたしますが!!今回はバイフォーカルレンズのコンタクトレンズについてです。(すでになげーよw)
さて遠近両用のコンタクトレンズには、マルチフォーカルレンズとバイフォーカルレンズがあります。
図解すると下記のような感じです。

マルチフォーカルは近距離〜中距離〜遠距離をバランスよく見えることを目的としたものです。なお、ここでいう中距離ってのはデスクワークとかでのちょっと離れたあたりのことなので一般的に言う中距離とはちょっと違います、あくまで遠近両用という概念での中距離ですね。わりとメジャーな遠近両用はマルチフォーカルです。
マルチフォーカルに対してバイフォーカルは遠距離を基本とし近距離をスポット的に見えるようにしたものです。って言っても分かりにくいですよね。はい、ワタシもそうでした。
マルチフォーカルにしろバイフォーカルにしろ良く遠近両用コンタクトの例え話につかわれるのは下記のようなもの。
『顔の前に網目の小さい金網をおいた状態を想像してください。
金網を見ていると遠くはあまり意識しませんが、遠くを見ようとすると目の前の網目は気にならなくなりますよね。
遠近両用コンタクトは遠くと近くを見るゾーンが複数入っています、脳は見える場所をうまくつかう性質があるので見ようとする距離が見えるのです。』
・・・読めば、まあ、ふむふむとは思うものの、実際につけてみるとコレがまた最初ぜんぜん実感わかなかったんですよ・・・
「えーー?コレってみえてるの?そうなってるの???全然遠近って感じしないよ!」って、1、2回だけつけてよくわからないやってポイしてしまいました。
それからは割と誰でも使いやすいと言われるマルチフォーカルの遠近両用を使ってみたり、度数弱めのノーマルのコンタクトを使ったりで、バイフォーカルは使うのやめてたんですよね。
ところが最近たまたま魔がさしてランニングに出るときにつけてみたんです。

ちなみに私の持ってるバイフォーカルレンズはメニコンさんのです。

https://www.menicon.co.jp/products/lense/premio_f/ (←メニコンのサイトへジャンプします)
箱の横書きを簡単に説明すると、BCはベースカーブ、Pが度数、ADDが加入度数、BFがバイフォーカルを示しています。ちなみにジブンはメガネの度数だと-3.75くらいです。
ランニングを10キロほどしたときに腹減ってコンビニによったんですね、んで外でモグモグしながら
スマホをポチポチ打ってたんですよ・・・
そしたら。。。
「あれ?オレ今近く見えてね?・・・近くのスマホ見えてんじゃん!」って
なったのですよ!
あ!オレいま凄く近く見えてる!!
顔にすんごい近づけると見える!!!
表現がバカみたいですが、ホントに(笑)
その時に急に見えるようになったんですよ、見え方に気づいたって表現が合ってる気がします。
「ふぁっ!!!!」とかひとりでなって興奮してました。
このピントの合い方に気づかなかったのは、実はすごく手元に見る物を持ってきてなかったからでした。
もし今バイフォーカルレンズをつけてみて「はてな?」ってなっている人がいましたら、ぜひすんごく近いところから少しづつ見る物を離していってみてください、私の場合はぜんぜん見えない距離からが良かったようです。近いぼやけて見えない距離でゆっくりリラックスしてボーっと眺めてからやるのがポイントみたいで、目に力が入ってると上手く見えなかったです。ムリに近くを見ようとせず頭のうしろから霊魂が抜けていく感じ(どんな感じだよw)で眺めると、ぼやっとした近景の中にメチャクチャくっきりした文字の輪郭が見えてるのです。いやボヤっとはしているから”クッキリ”というのは微妙な表現ではありますが、文字としてはハッキリ認識できちゃうのでそういう表現がしっくりくる感じです。
なお、近くの見え方を試すなら本などよりはスマホの方が良かったです。明るい画面で試す方がピントの出がはっきりと感じます。近くを見る領域のレンズ面積が小さいせいか暗い場合は近くはよく見えません。眼科では定規と本を渡されて、このくらいの距離で見えますかー、ってやるんですが暗い状態であったり距離を変化させなかったりでジブンは見えるゾーンというのが分かりにくかったです。明るいスマホを顔の前に近づけて少しづつ離していった方が見え方の変化を自覚しやすかったですね。
それにしてもいやはや、見えたときはおどろきました。もっとも、慣れてきて興奮も冷めてくると・・・ちょっと冷静になってきて、コレ使いやすいかとか言われると微妙なんですけどね(笑)
でも、この妙なクッキリ!!感はなかなかヨキです。
近くを鑑賞するには向きません、裸眼での近くをありのままに見えるのとは違います。私は近視なんで当然近くがエラクよく見えます、これはあくまでそれとは違う見え方です、小さい文字も読めちゃうんですが前述のようにボヤっとしたガウスの上にクッキリと認識できるような状態なのです。
ただこれはシーンによっては最強に成り得ると感じました。
電車移動とかマスク着用の時は度数低めのノーマルもしくはマルチフォーカルのコンタクトを使用していて、視力がはっきりしていた方が安心なスポーツしたり長距離運転時には度数しっかり目のノーマルの1dayコンタクトもしくはメガネが使い勝手良いし、普段生活はもう絶対メガネでとくに現状不満ない状態です。
そんな私の生活の中でこのバイフォーカルが実力を発揮するのは、手元の小さい文字を顔面に近づけてストレスなく見ることが要求される時です!!(どんなときだ〜)
度数高めコンタクトをしていてもリーディンググラス常備しとけば手元は見えちゃうので、リーディンググラスを携行することができなかったり出すのが手間だけどスマホのちっさい文字とか認識したい!ってシーンでめっちゃ有効ですねって、強いて言えば満員電車でスマホを顔面近づけで読む必要があるような!!(満員電車でスマホみるなよっ)
ちょっとすぐには鉄板になるようなシーンを思いつきませんが、2ウィークものなのでしばらく使ってさらなるメリットも発掘となるかもしれません。
まぁ遠くを見る分にはマルチフォーカルよりよく見えました。
すごい近くを見るのはマルチフォーカルよりはっきり”認識”することができました。近くの見え方は少々独特で、綺麗に見えることとは異なります。あと暗いと近くも見えづらくなりますね。
中間距離が焦点あわなくて「はて?」となるのも若干の弱点ですかね。
既に使用して長いマルチフォーカルはというと全体にボヤって感じですね。暗くなると遠くも見えにくくなりますので私は運転するときはマルチフォーカルは使いません。
バイフォーカルは暗くても遠くはノーマルとあまり変わらない感じかなぁ安心感ありますね。
しばらく使って見え方にまた発見がありましたら追記しておきます。
以上!ニッチなバイフォーカルコンタクトレンズについてでした!
この記事で紹介した「2ウィーク メニコン プレミオ 遠近両用 マルチフォーカル 【BC】8.6 【ADD】+2.00 【PWR】-3.50 6枚入 1箱」をAmazonで見るには下記からどうぞ
https://amzn.to/3XDR3yp (Amazonのサイトへジャンプします)