古いポジフイルムのデータ化


カビ…なんだと思う。
こうなったフイルムをスキャンするときは、まずスキャン作業の前にフイルムのクリーニングをしますぞ。

予洗いというか、まず軽くHCLのFILMクリーナーを数滴たらして、レンズクリーニングペーパーで軽く拭く。表側(正像が見える方)はツルツルなので、軽い汚れならこれでもとれる。裏面の感光乳剤面にビッシリとついた方はこれでは無理なんで、イソプロピルアルコール50%を使う。薬局で500ml、3〜400円程度で購入できる。小皿に液を少し出して小指の平に多めにつけて、そっと円を描く感じでこすっていく、汚れが浮いてくるからサっとペーパーで拭きとる。再度、液をつけてさっきより少しだけ、力をかけてこすってまた拭き取る。だいたい2回が3回くらいで奇麗になる。汚れがキツいと一拭きでペーパーが黄色くなっていることもある。ペーパーは毎回変える。乳剤面はベタつくのでチリやゴミに注意しながら作業する。回数とか加減とかは、数こなしていくと、自分なりにこんな感じというのが、分かると思うんで、まずはいらないフイルムで納得いくまでテストしておくと安心です。
仕上げはHCLのFILMクリーナーを垂らして、レンズクリーニングペーパーで一度拭き。僕の場合はこのくらいで、終わりにして、最後はフォトショでレタッチする。

フイルム裏面です。
清掃途中、

こちらは清掃後です。
ライトを斜めからあててあるので汚れの感じが分かりやすいと思います。

クリーニングペーパーはHCLのフカフカのやつと、FUJIFILMのペラペッラの薄いの(内ケースが緑色のやつ)を使っています。フカフカの方はクズが結構でるので、表面をサッと拭くときとかライトテーブルを拭いたり、あとカメラボディの外側の掃除などに使っています。フジの薄い方は裏面をわりと安心して拭けます。自分的には使いやすいと感じていて、レンズやカメラ内部の清掃にも使ってます。
左がフォルダのままでスキャンしたもので、右はフォルダから外してクリーニングしてからスキャンしたもの。
レインコート部分を見ると、よごれがだいぶ除去されているのが、分かると思います。
自分が今40歳で写ってる小さい子が母だから、それくらい昔のフイルムってことなのに、今でもポジの色が確認できるんだから、フイルムって凄いなと思う。
最近、少し時間をみつけては祖父が撮影した写真をデータ化している。
下のはポストカードからのスキャンだけど、中の島公園と端島。端島は軍艦島とも言う。
カメラマンだった祖父が当時ヘリコプターから撮影したもの。

ポストカードにPhoto. Tsuda.(祖父の名字)と入っていた。
ポストカードって結構色がペターンとしてしまうんだな。
(印刷物はモアレもあるのでどうスキャンするかいろいろ考え中…)
いろいろあずかってきているからそのうちスキャンしたらまた載せたいです。